Vercelは2026年9月1日、Fluid計算基盤の全体像を公開した。Build、Sandbox、Functionsが同じシステム上で動き、現在は1日1500万超のビルド、週2500万のSandbox、月1兆リクエスト規模で稼働しているという。
中核は3つ。Hiveは隔離VMをミリ秒単位で用意する制御プレーン。Fluid imagesはVercel Container Registryへ推した独自イメージをVHS形式へ変換し、ブートではなくレジュームで起動する仕組み。Vercel Drivesは計算から独立した永続ストレージで、現状Sandbox向けにプライベートベータ、今後Fluid全体へ拡張予定。
エージェント用途を強く意識しており、未信頼コード実行・独自ツール環境・頻繁な起動停止に対し、強い隔離と高速プロビジョニング、状態の持ち越しを同時に満たす設計だと説明している。課金はコードがCPUを使っている時間に対するActive CPUモデル。
エンジニア視点
Next.jsやエージェントSandboxをVercelで運用するなら、固定VM前提の設計から「形状が都度組み立てられる計算」へ寄せる必要がある。独自イメージやDriveの利用可否が、ローカル再現性やデータ永続化の設計に直結する。