@ITは9月7日、フリーランスジョブを運営するHajimariの「AI時代のITフリーランス『効率化と報酬のギャップ』調査」を報じた。2026年6月実施、本業でIT案件を受ける255人が対象。AIを業務利用する135人のうち86人(63.7%)が作業スピードやこなせる仕事量が増えたと答えた。一方、直近1年の月額単価は横ばい221人(86.7%)、上昇12人(4.7%)、低下22人(8.6%)で、上昇はごく少数だ。
AIで早く終わったことを理由に値下げや据え置きを求められた経験は26人(10.2%)にとどまる。推定平均月額単価は、未使用45.7万円、効率化利用54.0万円、組み込み開発などの「作る側」78.0万円(作る側は15人の参考値。単価帯代表値からの推計)。単価を上げる打ち手は「特にない・わからない」が79人(31.0%)で最多だった。
Hajimariは、多くの契約が作業量ではなく役割と稼働で決まるため、余力は同じ契約内の別作業や品質に吸収されると説明する。エンジニアは「速く使う」こと自体を値上げ理由にできず、AIを組み込む設計や成果物評価、上流に役割を移せるかが単価の分岐になる。