Googleは2026年9月8日、デスクトップ向けChrome 153安定版(Windows/Macは153.0.8010.36/.37、Linuxは153.0.8010.36)を公開した。開発者向けには、複数イテレータを同期して進めるJoint Iterationが入り、Iterator.zip()とIterator.zipKeyed()が使える。既定は最短入力で終了するshortestで、longestとstrictも選べる。続けて、カメラ専用とマイク専用のcapability要素が追加され、ブラウザ管理のUIをクリックしてから権限確認とストリーム開始が走る。Chrome 151の複合要素と同じセキュリティモデルのまま、単機能だけ必要なアプリを簡潔に書ける。
同じビルドで230件のセキュリティ修正が入った。Criticalは5件で、うち4件がWebGL、1件がCast。注目はMedium評価のCVE-2026-87491(V8の境界外書き込み)で、Googleは悪用の存在を把握している。V8のゼロデイは9月3日対処分に続く今月2件目になる。
2週間サイクルの起点となる安定版でもあり、Iterator APIやメディア要素の互換確認と、悪用済みV8修正の適用は同時に進める必要がある。Privacy Sandbox系APIの非推奨化予告と、非標準の_currentナビゲーション削除も153に含まれる。開発・検証用ブラウザも含め、chrome://settings/helpから153.0.8010.36系へ更新し、再起動まで完了させる。