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Cursor、長期案件を統括するProjectsをベータ公開

## POINTS

  • 初期は移行方針とテスト手順を共有コンテキストへ残し、PRレビューを厚くしてから自律度を上げる
  • クラウド既定のため、閉じたノートPCでも動き続ける。機密コードを出す前に実行場所と権限を確認する
  • SlackやPR購読はCI修正やデザインシステム点検向け。20〜100件/日規模を想定するならレビュー負荷の設計が先

Cursorは9月10日、機能開発や大規模移行、継続的な保守など「1回のチャットでは終わらない仕事」を扱うProjectsをベータ公開し、全ユーザーへの展開を始めた。利用者は調整役エージェントと対話し、実装そのものはサブエージェントへ委譲する。調整役は実行にブロックされないため、方針の指示に応答し続けられる。

背景には、エージェントを会話単位で使い捨てにすると、調査結果やテスト手順、好みの進め方が毎回消える問題がある。Projectsは専用のクラウドマシンで動き、ノートPCを閉じても停止しない。各エージェントが学んだ内容は共有ファイルとして蓄積され、同じサービスのテスト方法などを後続が再利用する。Slack監視、定期実行、PRの開閉やCI失敗への対応も購読できる。

Cursor社内では数百件規模のPRに分かれる移行や、デザインシステムの点検に使っている。新規ユーザーはマージするPRが30%増え、Projectsを主に使う利用者は6倍になったという。エンジニア側は「全部任せる」のではなく、初期はPRを厚くレビューし、方針が安定してからレビュー密度を下げる運用が現実的だ。機密リポジトリをクラウド実行へ出す可否と、調整役の権限設計を先に決める必要がある。