WebKitは9月3日、主要ブラウザが共同で互換性を高めるInterop 2027について、フォーカス領域の提案募集を始めた。提出期限は2026年9月23日。提案はGitHubのIssueとして出し、既存の同趣旨Issueがあれば新規作成よりコメントで補強するよう求めている。
フォーカス領域の条件は二つで、W3CやTC39などの成熟したWeb標準があることと、Web Platform Testsで得点化できることだ。標準自体がない新機能は、CSS Working Groupなど適切な標準化の場へ出す。テストや計測基盤が不足している場合は、スコア対象ではなくInterop Investigationとして提案する。
良い提案の型は、対象をfont-size-adjustのように一つに絞り、自社での回避コスト、利用サイトの広がり、既存WPTへのリンクを示すことだ。「タイポグラフィ全般」のような広い要望は通りにくい。フロントエンドでは毎年、実装差の大きいAPIでポリフィルやブラウザ分岐が残る。期限までの短い期間で、再現手順と仕様リンクを添えたIssueを出せば、来年の互換優先度に現場の痛みを載せられる。