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フロントエンド

Vercel、Pro向けに定額のFlat Rate CDNを導入しスパイク課金を回避

## POINTS

  • 新規Proは定額が既定になり、既存チームはオプトインでき、必要なら従量課金へ戻せる
  • 急増では性能を落とさず追加請求しないが、持続的に超過すると翌月から枠が見直される
  • キャッシュ増加をコスト理由で控えていたなら、通常月の実測値に合わせて枠を選び直す

Vercelは9月8日、Proチーム向けにFlat Rate CDNを発表した。CDN利用を従量ではなく月額固定で賄う選択肢で、新規Proチームは既定で有効、既存チームは課金設定から切り替えられる。対象はチーム単位で全プロジェクトに適用され、CDNリクエスト、Fast Data Transfer、Blob Data Transfer、CDN由来のObservabilityイベントが固定料金に含まれる。

枠は4段階ある。Proに含まれる1M(100万リクエスト/転送1TB)、月20ドルの10M(1000万/50TB)、100ドルの50M、300ドルの150Mだ。ティアは請求期間中は固定で、一時的な急増では追加課金しない。他社の定額でよくある上限到達時の性能劣化やリクエスト拒否はせず、急増分を容量判定から外し、持続的な利用に応じて翌請求期に枠を合わせると説明している。枠を大きく超えた場合は一部をFlex CDNへ移す可能性がある。

AIクローラの増加で従量課金を監視していたチーム向けの事例も紹介されている。キャッシュを増やすと転送が増えるため、Cache Componentsなどの採用をためらっていた場合、定額化後はコストを理由にキャッシュを避ける必要が薄れる。従量に戻すこともできる。Next.jsなどをVercelに載せているチームは、通常月の実測に合う枠を選び、ボットと正規トラフィックの内訳をUsage画面で確認するとよい。