何が起きたか
SpaceXAIは9月16日、コーディングエージェント「Grok Build」に、セッションをまたいで残るメモリを追加した。ターンが終わったあと、バックグラウンドで会話を見直し、チームの慣習、判断の理由、プロジェクト固有の事実をMarkdownノートとして保存する。記録は作業を止めない。プロジェクトごとのワークスペースと、全体に効くグローバルの2スコープがある。
背景
コーディングエージェントは会話が切れると、テスト起動コマンドや設計判断を忘れやすい。Grok Buildは次回、関連トピックを読んでからコードに触る。いまの会話の指示がノートより優先される。タスクの途中経過、暫定結論、秘密情報、リポジトリやドキュメントに既にある内容は対象外だ。
エンジニアへの影響
新規セッション(/new または新しい grok)から有効で、最初のターン完了後に記録が始まる。/memory でノートを確認・修正し、/dream でトピック別ファイルへ整理できる。エージェントに「just testを使え」と何度も言わせない運用に近づく一方、誤ったノートが残ると次回以降の実装を歪める。定期的な確認が必要になる。