本文へスキップ
MameTechNews
バックエンド

Redis 8.10公開、同一構造ハッシュのメモリを最大50%削減

## POINTS

  • 同一フィールドのハッシュは最大50%省メモリ。一括投入は`HIMPORT`で最大2倍を見込む
  • クラスタバックアップはスナップショット時期をずらし、封じてからまとめて復元する流れになる
  • JSONの集約やStreamsの応答上限など、往復を減らすコマンドが足された。互換確認が先

Redisはオープンソース版8.10を一般提供した。公式ブログは9月14日付で、15日に更新されている。焦点はメモリ効率、データ構造の表現力、本番運用の負荷低減だ。

Compact Hashは、同じフィールド名を持つ大量ハッシュが名前集合を共有する内部表現を使う。ユーザープロフィールのようにnameやemailが繰り返される場合、最大50%のメモリ削減を見込む。一括投入用のHIMPORTはフィールド集合を一度だけ送り値だけを流すため、広い新規ハッシュの投入スループットは最大2倍、HSET/HMSETは最大104%向上とうたう。既存コマンドの意味は維持され、条件を満たすハッシュを自動変換する選択もできる。

運用面ではBACKUP系統による段階的バックアップが加わった。シャードごとのスナップショットをずらして取得し、差分AOFを足して封じてから復元できる。同時forkによるCPUとメモリのスパイクを抑えやすい。JSONPathには算術・集約・配列関数が入り、StreamsのMAXCOUNT/MAXSIZE、SUNIONCARD/SDIFFCARD、複数要素のLMOVEMも追加された。キャッシュやセッションを大きく持つなら、テンプレート対象のキー設計とバックアップ手順を先に検証する価値がある。