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キャリア

IT業界の54%がAI化可能な業務を未着手、月約38時間相当と調査

## POINTS

  • 未着手層はAI化余地のある作業に1日平均24%、月約38時間を使っており、改善済みは14.0%にとどまる。
  • 障壁の首位はセキュリティ懸念37.2%。機密外の議事録や集計から対象を切り、利用ルールを先に書く。
  • 「任せられる業務がない」層の43.0%は理由がなく、中小では気付き自体が少ない。棚卸しが先決になる。

システム開発やAI開発を手がけるGeNEEは2026年7月28日、「IT業界におけるAI活用の実態調査2026」を発表し、@ITが9月17日に内容を詳報した。対象はIT・情報通信業の22〜59歳800人で、調査期間は2026年6〜7月だ。自身の業務にAIへ任せられるものがあるかとの問いに、54.0%が「ある(未着手)」と答えた。「改善済み」は14.0%、「ない」は13.4%、「分からない」は18.6%だった。

未着手と答えた432人では、該当業務が1日の業務時間に占める割合は平均24%だった。8時間勤務なら約2時間、月20日なら約38時間に相当する。任せられると考えている作業は議事録・報告書作成が55%、メール・提案文が50%、データ集計・レポートが46%で、職種を問わない文書・集計作業が上位だった。活用が進んでいない688人の理由は、セキュリティ・情報漏えい懸念が37.2%、社内ルール未整備が25.6%だった。

「AI化できる業務がない」とした107人のうち43.0%は「特に理由はない」と答え、GeNEEは業務自体に気付いていない可能性を指摘した。従業員29人以下では「任せられる業務がある」が41.4%、300〜999人では62.2%だった。個人のツール導入だけでなく、機密を扱わない文書・集計から対象を切り出し、漏えいルールを先に決める方が、月数十時間の重複作業を減らしやすい。