ITmediaは9月19日、マイナビの「微経験人材」の転職・採用実態調査を報じた。微経験とは、募集条件を満たすほどの実務経験はないが、応募職種に関連する経験がある層を指す。調査は7月1〜15日、直近1年に転職活動をした正社員1500人と中途採用担当1600人を対象に実施された。
転職者の42.8%は経験を隣接分野へ広げる「横展開型」だった。企業側では63.9%が直近1年に微経験者を採用したことがあると回答し、理由は「経験者と並行して採用したかった」が45.1%、「経験者採用が難しく対象を広げた」が27.3%だった。採用時の評価はコミュニケーション能力37.9%、主体性35.8%、関連知識・経験34.1%の順で、採用後の満足度は73.4%だった。不満側は期待スキルとのギャップやOJT長期化が目立つ。
エンジニア市場でも、完全な即戦力だけを待つ採用は成立しにくくなっている。応募側は隣接領域への読み替えを説明できることが評価され、採用側は求めるスキルと役割を先に明示しないと、満足度の裏にある教育コストが表面化する。