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キャリア

中小企業の74.3%が情シス正社員を採用せず DXはSaaSと外部人材へ

## POINTS

  • 中小の情シス不足は採用増ではなくSaaSと外部人材で埋める動きが強い。提案は導入後の定着まで含める。
  • 経営側の最大懸念は低ROIなシステム選定。効果測定と捨てる基準を先に置く案件が増える。
  • 正社員枠が細い一方、業務委託とリスキリング需要は残る。社内常駐より伴走型の働き方が現実的になる。

ITmediaビジネスオンラインは9月21日、ジー・ブーンが実施した「中小企業の情報システム部門に関する実態調査」を報じた。対象は20〜60代の中小企業経営者2254人で、2026年6月26〜27日のインターネット調査だ。

情シス人材が「不足している」は29.5%。正社員採用については「採用したいが現実的に難しく予定していない」44.5%と「採用予定はない」29.8%を合わせ、74.3%が新たな採用を予定していなかった。理由は「不透明な経済情勢下で固定費(人件費)を増やすリスクを避けたい」43.9%、「IT人材高騰で予算内の優秀人材が難しい」28.9%、「情シスは直接利益を生まない管理コスト」18.6%。採用しないと答えた人の57.9%はDX推進意向がある。

採用せずにDXを進める手段は、導入しやすいITツール・SaaS 42.3%、業務委託やフリーランス 32.2%、既存社員の育成(リスキリング・配置転換)31.1%。人員を増やさない場合のリスクは、専門知識不足で費用対効果の低いシステムを入れる42.7%、日常保守が優先されDXが形骸化する38.5%、導入後に現場へ定着しない30.1%。エンジニア市場では、中小向けは正社員枠よりSaaS導入・定着と業務委託の需要が続き、社内情シスを増やさない前提で設計・運用を請け負う形が強まると読める。