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Google、Gemini 4 Argonを防御者向けに限定公開 出力は100万トークン

## POINTS

  • 一般の開発者APIは未公開で、最初の利用者はFairwindの信頼できるサイバー防御者に限られる。
  • 出力上限は100万トークン。導入価格は入力2ドル、出力10ドル(いずれも100万トークンあたり)だ。
  • 社内ではRust移行やメモリ削減に使われ、防御者向けにはサイバーのガードレールなしで提供される。

Googleは9月30日、Gemini 4 Argonを発表した。最初の提供先はFairwind Programに参加する信頼できるサイバー防御者で、米国政府の公開前アクセスに関する自主的な手続きにも関わっている。開発者、企業、一般ユーザーへの展開は、ガードレールの検証を終えてからで、有料APIとGoogle AI Ultraが最初の対象になる見込みだ。

導入期間の価格は入力100万トークンあたり2ドル、出力は10ドル、キャッシュ済み入力は入力価格から95%引き。期間終了後は入力4ドル、出力20ドルになる。出力上限は従来の64Kトークンから100万トークンへ広がった。

社内ではすでに使われている。量子計算のサブルーチンでは公開済みの基準を数分で40%上回った例があり、データセンターのメモリ最適化では展開後に300TiB超を解放し、合計500TiBから1PiBの削減を見込んでいる。C/C++からRustへの移行では、FuchsiaのZirconカーネルで80万行超まで対象を広げ、libgav1では既存のRust移植より2.7倍速いメモリ安全なデコーダを得た。コーディング指標のDeepSWE v1.1は77.9%、ZapierのAutomationBenchは51.3%で首位、長尺動画のLVBenchは91.7%としている。

防御用途では、信頼できる防御者とGoogle社内に対し、サイバー向けガードレールなしで出す。WizはScan for Goodで、これまでのフロンティアモデルが見落とした医療ソフトウェアの重大な脆弱性を見つけたという。CWE-bench v1の修正スコアは68%で首位タイだ。

広範な公開の前に、悪用拒否、間接プロンプトインジェクション耐性、思考過程と行動の監視、サンドボックスの隔離を強化する。エンジニアにとっては、ベンチマーク上の首位より「誰が先に触れるか」が実務上の差になる。脆弱性調査や大規模改修をGeminiに寄せる計画なら、一般提供の条件と、ガードレールなし提供が防御者に限られる点を分けて見る必要がある。