本文へスキップ
MameTechNews
バックエンド

Cloudflare Containers、起動を約6倍に短縮 スナップショットを公開ベータ

## POINTS

  • 起動時にイメージとサイズをコードで選べる。計測上の中央値は4.049秒から648ミリ秒になった。
  • debian-trixieとスナップショットにより、毎回クローンとインストールを繰り返さずに作業環境を再開できる。
  • ContainerクラスとレガシーSandboxの更新は2026年12月31日まで。新機能はctx.container側にある。

Cloudflareは9月30日、Containersをエージェントのサンドボックス向けに再設計した。従来はイメージと計算資源をデプロイ時に固定し、組み合わせごとにアプリケーションを分けていた。新しい durable_object ポリシーでは、Durable Objectのコードがタスクを見てからイメージとインスタンスを渡して起動する。公開ベータで全員が使える。

ComputeSDKのBurst TTIでは、100サンドボックス同時起動のクライアント計測で、中央値が4.049秒から648ミリ秒(6.2倍)、95パーセンタイルが5.839秒から910ミリ秒、99パーセンタイルが6.717秒から1129ミリ秒になった。予備試験では、1アカウントが6拠点で10万コンテナを5.387秒で起動している。配置は同じマシンを優先し、イメージやスナップショットが既にあるホストを選ぶ。

Dockerfileなしの cloudflare/debian-trixie は、Debian Trixie SlimとNode.js 24.20.0 LTSを含み、起動後に exec() でリポジトリ取得やパッケージ導入ができる。ファイルシステムのスナップショットも公開ベータで、依存関係や編集を保存し、別セッションや複数の評価環境から同じ基点を復元できる。

Container クラスとレガシー Sandbox は2026年12月31日まで保守される。その日以降も既存デプロイは動くが更新は止まる。新しい起動、実行時のイメージ選択、スナップショットは ctx.container だけにある。Sandbox SDK 1.0は基底クラスではなく、自前のDurable Object内のユーティリティになる。移行は extends Container を extends DurableObject に替え、this.ctx.container を直接呼ぶ形が基本だ。