South China Morning Postが伝えたDeepSeekのWeChat投稿によると、同社は9月30日、Huawei TechnologiesのAscend向け中核ツール6本をオープンソースにした。NVIDIA向けに公開済みのツールと対応させ、自社で制御できるGPU向けソフトの基盤にする狙いだ。
その一つが、高性能カーネルを書くための言語TileLangのAscend対応だ。GitHub上の更新では、Ascend 950アクセラレータを正式にサポートし、ネイティブなコード生成、自動スケジューリング、同期を提供するとされる。これまでTileLangの主な実行先はNVIDIAだった。
日本の多くの開発環境は引き続きNVIDIAが前提でも、学習や推論の置き場所を検討するチームには実装の比較対象が増えたことになる。CUDA向けに書いたカーネルを、同等の高水準言語でAscendへ移せるかは、公開された各モジュールの対応範囲をリポジトリで確認してから見極める必要がある。発表は輸出規制下での代替チップという文脈で報じられているが、採用判断はベンチマークとライセンス、運用できるハードウェアの有無で分けて見るべきだ。