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バックエンド

Cloudflare、リクエスト経路全体のトレースをオープンベータ公開

## POINTS

  • 有効化後は対応するルール、キャッシュ、ルーティング、Worker、オリジンが自動でスパンになる。コード計測は不要だ。
  • 基準のサンプリングを低く保ち、Trace Rulesで調査対象だけ100%に上げると、量と費用を分けて見られる。
  • 新しい料金は12月1日から。Freeは1日0.5GB、Paidは周期あたり取り込み50GBが含まれる。

Cloudflare Tracesは、Workersの中だけを見ていた自動トレースを、Cloudflareを通過するリクエスト全体へ広げたものだ。対応するセキュリティルール、Transform Rules、キャッシュ判断、ルーティング、Workerの実行、オリジン処理が、タイミングと結果つきのスパンになる。追加のプラグインは不要で、ドメインのトレースを有効にすると生成される。

サンプリングは基準率とTrace Rulesで分ける。たとえば通常運用は1%にし、特定のホスト名、送信元IP、ヘッダに一致する調査対象だけ100%を取る、といった使い方が案内されている。入ってくるW3C traceparentを受け入れるか、オリジンへ新しいtraceparentを渡すかもポリシーで制御する。スパンはOTLPで外部の観測基盤へ出せる。

料金はスパン数ではなく取り込み量と保存期間で、12月1日から適用される。Freeは1日0.5GB、保存7日で超過分の購入はできない。PaidとEnterpriseは請求周期あたり取り込み50GBと保存10GB月が含まれ、追加は取り込み1GBあたり0.25ドル、保存1GB月あたり0.10ドルだ。保存期間は最長1年が予定されている。Observability MCPとSQL APIを通じて、コーディングエージェントが失敗したトレースと成功例の差分を調べられる。本番のリクエスト経路をエージェントに見せる範囲は、サンプリングとエクスポート先の権限で先に絞る。