MBSニュースが報じたところによると、2026年3月に卒業した高等専門学校(高専)生の求人倍率は35.3倍(国立高専機構調べ)だった。リクルートワークス研究所調べの大卒求人倍率1.66倍を大きく上回り、5年前の24.7倍からも上昇している。高専は中学卒業後に5年一貫で主に理工系を学ぶ教育機関で、全国に58校ある。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、企業でIT・DX・AIなど理系人材の需要が増えていることに加え、転職が一般化し育成しても辞める社員が増える中で、即戦力の高専卒が重宝されていると分析している。従来のメーカーに加え、三井住友信託銀行やSMBC日興証券など金融機関も採用を進め、高専の近くに電柱広告を出す企業もある。一方で学校側は少子化や知名度不足による学生確保、留年・退学の多さ、大卒との待遇差といった課題を抱えており、卒業後に大学へ編入する学生も少なくないという。
高専卒の求人倍率が35.3倍に IT・AI人材需要で5年前の24.7倍から上昇
## POINTS
- 2026年3月卒の高専生求人倍率は35.3倍で、大卒の1.66倍を大きく上回り5年前の24.7倍から上昇
- IT・DX・AI分野の理系人材需要と転職の一般化を背景に、即戦力として金融機関なども採用
- 学校側は少子化や知名度不足、大卒との待遇差などの課題を抱える