Mistralは10月6日、Mistral Large 4の公開プレビューを始めた。総パラメータ1兆、アクティブパラメータ490億のマルチモーダルモデルで、APIはMistral Studioから試せる。重みの公開は今月末を予定し、それまでサイバーセキュリティ事業者、検証済みパートナー、公的機関が、モデレーションを弱めた同じモデルで実環境の検証を続ける。
学習は欧州にある自社データセンターのNVIDIA Grace Blackwell 3800基で、公開プレビューも同じ基盤から提供する。訓練データには160以上の言語が含まれ、EUの公用語も対象だと同社は説明している。
エンジニアが見るべき点
同社の公表では、オープンソースの実在する脆弱性を再現してから修正するテストで82%と、どのモデルよりも高かったとしている。Cybenchの40問では93%を解いた。同じ再現と修正のテストで、Claude Opus 5.5とGPT-6 Astraは拒否によりほぼ0点だったとしている。コーディングではDeepSWE v1.1が61.7%、Terminal-Bench 4が28.3%だ。
重みはまだ出ていない。今すぐ使えるのはプレビューAPIで、数値の多くは同社の自己申告である。自前運用や監査を前提にするなら、月末の重み公開とアーキテクチャの追加説明を待ち、拒否の少ないクローズドモデルとの差を自分の評価セットで確認するのが妥当だ。