Next.js 16.4は10月6日に公開された。Cache Componentsは、コンポーネント単位の'use cache'でキャッシュするモデルで、Next.js 17の既定になる。これまで性能とコストの保証が足りず全アプリには勧めていなかったが、16.4でその差を埋めたとして、同チームは採用を推奨する。新規のcreate-next-appでは有効が標準だ。既存アプリではcacheComponentsとpartialPrefetchingを両方有効にする。
静的に保ちたい経路にはensureStaticがある。'navigation'にすると、リクエスト時に描画される部分が混ざった時点でビルドが失敗する。'prefetch'と'shell'は先読みと初回シェルに範囲を限る。レイアウトへ置けば配下へ効く。next/cacheのnavigation()は、プリフェッチではキャッシュ済みコンテンツの読み込みを後回しにし、実際の遷移まで遅らせる。
既存アプリでの動き
移行支援としてnpx next@canary upgrade --agent=latestが追加された。導入バージョンを見て、対象リリース、移行ガイド、codemod、確認手順をエージェントへ渡す。experimental.agentUpgradeの既定は'security'で、next devとnext buildのとき、今入っている版に関係する脆弱性修正があれば知らせる。
全アプリ向けには、Turbopackのディスクキャッシュが20〜25%小さくなる。データ本体をZstandard、メタデータをLZ4にした結果で、設定変更は不要だ。React 19.3も同梱され、View TransitionsとFragment Refsが安定し、browser() APIが入る。静的に固定したいページからensureStaticを試し、ビルドが落ちる動的部分を許容できるかで移行を切るとよい。