Googleは10月8日、DartとFlutter向けフレームワークGenkit Dartの初の安定版1.0を公開した。今年前半のプレビューへの意見を反映し、AI機能とエージェント処理を本番向けに書ける、としている。導入は dart pub add genkit で、コーディングエージェント向けのスキルも別途追加できる。
モデルはプラグイン方式で、Gemini、Claude、OpenAI、OpenAI互換を一つのインターフェースから呼ぶ。記事の例では gemini-flash-latest と claude-sonnet-5-5 を同じプロンプトで切り替えている。処理はフローとして包み、schemanticのスキーマをサーバーとFlutterで共有する。サーバーは defineFlow をHTTPで公開し、アプリは defineRemoteAction で同じ型のまま呼ぶ。
実行は、Flutterから直接呼ぶ試作、秘密のプロンプトをDartサーバーに置く構成、モデル呼び出しだけを認可付きバックエンドへ返す構成の三つだ。非公開のAPIキーを公開クライアントへ埋め込まないよう、記事は明示している。ローカルではDeveloper UIでフローとトレースを確認できる。
ツールは .interrupt() で利用者の確認を挟める。承認をツール内に置くので、モデルは確認を飛ばせない。再試行やツール承認はミドルウェアで足し、プロンプトはDotpromptのファイルで管理する。トレースとトークン、遅延は genkit_otel からOpenTelemetryのGenAI規約で出せる。
package:genkit/experimental.dart では、状態を持つエージェントとA2UIの生成UIを実験として出している。会話の永続化は、安定するまで本番の前提にしない。1.0で固定されたのは、モデル抽象、型付きフロー、ツールと計測の側である。