Raspberry PiのSimon Long氏は10月6日、PCとMac向けのRaspberry Pi Desktopを公開した。基盤はDebian 13「Trixie」の64ビット(amd64)である。DebianがPC向け32ビットのサポートを終えたため、以前の32ビット版はない。同氏によれば、おおむね過去15年のPCと、Intel搭載のMacの多くで動く。Apple Silicon向けのDebianは実験段階のため、MシリーズのMacでは動かない。
前回のPC向けはDebian 11「Bullseye」で止まっていた。基板の販売が収入源で、無償のPC版に工数を割き続けられなかったためだという。デスクトップは現行のRaspberry Pi OSに合わせ、Control Centreと新しいドックを含む。加えてRaspberry Pi Connectのクライアントが入り、他のPiと同じように画面共有と遠隔ターミナルを使える。PCにはハードウェアIDがないので、セットアップ時にデバイス名を付ける。
入手はISOをUSBへ書き、起動して使う形である。「run with persistence」を選ぶと変更がUSBへ残る。インストールするときは、デスクトップのCalamaresから内蔵ドライブへ入れられる。開発の本機を置き換えるものではない。余っているIntelのノートを、依存関係の確認や遠隔から入る実験機にするときに、現行のPiデスクトップとConnectがそのまま使えるようになった、という更新である。