WebKitは10月8日、Safari Technology Preview 254をmacOS Golden GateとmacOS Tahoe向けに公開した。安定版のSafariではなく、WebKitの変更321068@mainから322634@mainまでを含むプレビューだ。
CSSでは、size、min-size、max-sizeの一括指定と、border-top-radiusのような辺ごとの半径指定が追加された。autoやmin-content、fit-contentへのアニメーションを可能にするinterpolate-sizeと、それらの内在サイズを計算に入れるcalc-size()も入った。匿名のカウンタ様式を作るsymbols()と、リンクしたSVGへ値を渡すlink-parametersおよびparam()もある。WebCodecsでは、EncodedAudioChunkやVideoFrameなどのコンストラクタにtransferが加わり、ArrayBufferの所有権をコピーせず移せる。VideoEncoderはhevcでAnnex B形式のHEVCを出力できる。WebAssemblyには、128bit整数の加減算と、64bit同士の乗算を128bitで返すwide arithmeticが入った。
本番のSafariに依存する前の確認対象は、内在サイズのレイアウトだ。autoやmin-contentへのトランジションを独自に再現しているコードは、これらの指定が安定版へ降りるときに挙動が揃う可能性がある。一方、非標準だったglobalCompositeOperationのdarkerは削除された。キャンバスの合成に残しているアプリは、このプレビュー上で描画が変わる。