本文へスキップ
MameTechNews
フロントエンド

Safari Technology Preview 250、JSのusing宣言がWebKitに到達

## POINTS

  • 主要3エンジンでusingが揃ったがSTPはプレビューのため、安定Safariまでは互換表を確認する
  • 破棄可能なリソース抽象にSymbol.disposeを用意すると、将来のネイティブ利用が楽になる
  • 同梱のstream uploadやWasm multi-memoryも要注目で、必要機能は個別に能力検出する

Safari Technology Preview 250(2026年8月13日)で、WebKitがTC39 Explicit Resource Managementを実装した。usingとawait using、Symbol.dispose、DisposableStackとAsyncDisposableStackが含まれる。ブロック離脱時にLIFOで破棄が走り、複数リソースのtry/finally入れ子を減らせる。Iterator.zip系やWasmのmulti-memory・relaxed SIMD、fetchへのReadableStreamボディ初期対応、SVGのClipboard APIなども同梱する。

TypeScriptでは以前からusingをトランスパイルできたが、Safari未対応がクロスブラウザの最後の障壁だった。STPはプレビューであり安定版ではないため、本番でトランスパイル撤去は時期尚早だ。それでもエンジン横断の実装が揃った意味は大きく、ライブラリ作者はネイティブ破棄APIを前提にしたAPI設計を検討しやすくなる。

フロントエンドやランタイム双方で、DB接続・ストリーム・ロックなど破棄が必要な抽象を持つコードは、将来のベースライン到達に備えてSymbol.dispose実装を整えておく価値がある。あわせて非標準のCSS色textが削除されcanvastextへ寄せる点など、プレビュー段階の破壊的変更にも注意したい。