Chrome Platform Statusは、Chrome 158をベータチャネルのリリースとして掲載し、安定版の予定日を11月17日としている。この版でWeb開発者の導線が変わるのはWeb Install APIだ。サイトはマニフェストのURLと任意のマニフェストIDを渡し、ブラウザへWebアプリのインストールを依頼できる。手続き的にはnavigator.install()、宣言的にはinstall要素で、JavaScriptなしでも依頼を出せる。いずれもクロスオリジンに対応し、従来のbeforeinstallpromptを自分で処理するより導入を簡単にする、と説明されている。
掲載文は利用者への依頼であり、サイトがインストールを完了させるとは書いていない。管理側は企業ポリシーWebAppInstallByUserEnabledで、利用者によるWebアプリのインストールを広く無効にできる。この停止はnavigator.install()とinstall要素の両方に及ぶ。Permissions Policyのweb-app-installationでは、企業が管理するオリジン、たとえば社内サイトやiframeに限って機能の使用を許可または拒否できる。社内ポータルから別システムの導入を促す設計では、ポリシーが先に閉じているとボタンを出しても動かない。
同じリリースノートには、再生状態に応じたCSSの擬似クラスや、埋め込みSVGへのobject-fitなど、安定版へ向かう変更が並ぶ。158はまだベータなので、インストール導線をこのAPIだけに依存させるのは、安定版の挙動と企業環境での無効化を見てからにする。